BNCTとは

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BNCTの歴史

1932年、チャドウィック(Sir James Chadwick, 1891年~1974年)が中性子を発見しました。
その4年後、ロッヒャー(G.L. Locher)が現在のBNCTの元となる概念を提案し、BNCTの潮流をつくります。
それから、14年の時を経て、日本で臨床研究が開始されたのです。

1967年に日本で初めてBNCTが開始されました。
1974年には、第一世代のホウ素薬剤となるBSH、
その13年後には、第二世代の薬剤となるBPAが発見がされました。
BPAは、がん細胞に選択的に集まることでBSHと大きく異なっています。
このBPAの登場によって、BNCTはがん細胞選択的治療としてふさわしいものとなりました。